RIZAPが24年3月期2Q決算発表、「chocoZAP」フィットネス会員数で日本初100万人突破
RIZAPグループ<2928> が14日大引け後、24年3月期の第2四半期累計(4-9月)決算を発表した。
連結売上収益は810億1200万円(前年同期比5.3%増)だった。ライフスタイルセグメントにおいて前期からの不採算店舗の減少や、前期末のBRUNO<3140>における一部売却による減収があったものの、ヘルスケア・美容セグメントにおいてコンビニジム「chocoZAP」の会費収入が増加し増収となった。
「chocoZAP」への入会希望の需要は強く、それに対応するため、引き続き「chocoZAP」の出店に注力。第2四半期には309店を出店し、9月末の店舗数は1029店、11月14日時点の店舗数は1160店となり、全国40都道府県に展開している。積極的な広告宣伝による認知度向上とともに入会者は増えており、第2四半期末時点の会員数は80万名超、11月14日時点では101.0万名(退会者を含めず、アクティブ会員のみ)とフィットネス会員数としては日本初の100万名達成となった。
また、既存のボディメイク事業は新型コロナの影響で厳しい経営環境が継続していたものの、既存会員から継続型新会員制度「プライムサービス」への移行が進んだ上、新規会員の獲得も順調。これにより、会員の継続率、LTV(顧客一人あたりの生涯売上)が上昇し、サブスク型(生涯型)ビジネスモデルへの転換に成功している。
一方、営業損益は57億9100万円の赤字(前年同期は2億3000万円の黒字)だった。今期をchocoZAP事業への戦略的投資を加速させる先行投資期間と位置付け、計画的にchocoZAP店舗の出店投資や広告・販促投資を行っている。また、既存事業では原材料高・仕入価格の上昇の影響も続いている。
通期業績は売上収益1720億円(前期比7.1%増)、営業損益45億円の赤字(前期は45億500万円の赤字)を見込んでいる。同社はグループの「選択と集中」を進めており、10月に連結子会社だった創建ホームズの株式譲渡を発表して業績予想を修正、売上高予想を期初の1800億円から変更した。しかし、グループ全体の事業が順調に進ちょくしていることから、利益予想は期初予想を据え置いている。
RIZAPグループ が14日大引け後、24年3月期の第2四半期累計(4-9月)決算を発表した。
economic company
2023-11-15 09:00