ドイツ証が良品計画の投資判断を引き下げ

 良品計画 <7453> に対して、ドイツ証券が4月30日付でリポートを発行、投資判断を引き下げている。  同証券では、今2月期の良品計画の営業利益について、従来予想の216億円から238億円に引き上げ。会社予想の255億円には届かないものの、最高益更新を予想している。  国内MUJI事業については消費税の再引き上げを見据えた価格戦略の見直しにより利益率の低下を予想。ただし、営業増益は確保すると見通している。海外MUJI事業はアジアの店舗網拡大や円高恩恵の継続などもあり、利益拡大を予想した。  また、中期計画として良品計画が「17年2月期に売上高3000億円、経常利益350億円、ROE15%以上」を打ち出したのに対して、同証券では売上高2899億円、経常利益277億円、ROEは13%を予想。海外MUJIが高収益な中国本土、台湾、香港の構成比の高まりで利益率改善となり、業績をけん引すると見通している。  目標株価については、業績修正を受けて従来の1万2000円から1万2500円に上方修正。ただし、株価上昇で「さらなるアップサイドリスクが小さくなった」と見ており、投資判断は「バイ(買い)」から「ホールド(中立)」に引き下げている。  良品計画の1日の株価は、朝方に前日終値水準まで買われる場面があったものの、その後は売りが先行、午前10時48分に350円安の1万1130円まで売られている。(編集担当:片岡利文)
良品計画に対して、ドイツ証券が4月30日付でリポートを発行、投資判断を引き下げている。
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2014-05-01 12:30