日経平均は181円高で取引終了、エプソンはストップ高

 1日の日経平均株価は前日比181円02銭高の1万4485円13銭と続伸して取引を終えた。前日にNYダウが最高値を更新したことで投資家心理が改善し、東京市場でも買いが先行。前場は伸び悩む場面もあったが、先物に断続的な買いが観測されるなか、寄与度の大きい銘柄や好業績銘柄に買いが続き、後場は上げ幅を190円近くまで拡大した。  業種別では、野村ホールディングス <8604> など証券株や、NKSJホールディングス <8630> など保険株が高く、三井住友フィナンシャルグループ <8316> など銀行株、アイフル <8515> などノンバンク株、野村不動産ホールディングス <3231> など不動産株も堅調。電力株では、北海道電力 <9509> や九州電力 <9508> などが急伸した。  個別では、15年3月期で増配を計画したセイコーエプソン <6724> がストップ高。中国企業から工作機械を約50億円で受注と報じられた浜井産業 <6131> もストップ高を付けた。15年3月期で増収増益予想のスタートトゥデイ <3092> も急騰。15年3月期で営業2ケタ増益予想のヤマハ <7951> や、15年3月期で最終減益予想ながら市場コンセンサスを上回った新光電気工業 <6967> も高い。  また、新工場建設を発表した菊池製作所 <3444> や、国内証券による強気のリポートが観測されたCYBERDYNE <7779> が買われ、ヒーハイスト精工 <6433> などほかのロボット関連銘柄にも物色の矛先が向かった。  半面、15年3月期業績予想が市場の期待値に届かなかったワコム <6727> は売りが優勢となった。15年3月期で減収減益予想のTOTO <5332> もさえない。14年9月期業績予想の下方修正で赤字転落の見通しになったエイティング <3785> も下落した。(編集担当:宮川子平)
1日の日経平均株価は前日比181円02銭高の1万4485円13銭と続伸して取引を終えた。
japan,economic
2014-05-01 15:00