ソニーが急反落、前期の最終赤字が1300億円に拡大

 ソニー <6758> が急反落。2日は67円安(3.7%安)の1743円で寄り付いた。   同社は1日引け後、前14年3月期の業績見通しを修正し、売り材料となっている。  売上高は従来予想の7兆7000億円から7兆7700億円(前々期比14.3%増)に若干の上積みとなったものの、営業利益は800億円から260億円(同88.7%減)に大幅減額。最終赤字は1100億円から1300億円(前々期は430億円の黒字)に拡大している。  同社は2月に通期業績予想を下方修正し、最終損益は300億円の黒字から1100億円の赤字に転落していたが、さらなる赤字拡大となった。  PC事業の収束に関し、販売見込みが従来予想を下回り、手元部品の評価損などで300億円程度の追加費用計上を見込んでいることや、海外のディスク製造事業において、約250億円の減損損失の計上が見込まれることなどが要因。最終的な前期業績と今期の業績見通しは、5月14日の発表を予定している。  ソニー株は2月4日に1514円の年初来安値を付けた後、4月1日には2030円まで上昇している。(編集担当:片岡利文)
ソニーが急反落。2日は67円安(3.7%安)の1743円で寄り付いた。
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2014-05-02 09:00