日経平均は30円安で寄り付き、連休や重要イベント控え小動き

 2日の日経平均株価終値は、30円69銭安の1万4454円44銭で寄り付いた。  前日のNYダウは21ドル安と小反落。前々日までの上昇で利益確定売りが出たことや、米雇用統計の発表を控えた様子見ムードもあり、小幅な動きとなった。外国為替市場ではドルが102円台半ばでもみ合っている。  日経平均も海外の動きに合わせ、30円安と小幅安でスタート。その後は80円安まで下げ幅を拡大している。大型連休を控えたポジション整理の動きも出ているもようだ。  個別では、前3月期の営業利益を大幅増額した日本風力開発 <2766> が買い気配。前期業績を上方修正した植木組 <1867> や、前期純利益が倍増と観測されたOKI <6703> が急伸している。  前3月期が増益予想に転じた池上通信機 <6771> や、前期経常利益が従来予想から10億円上積みと報じられた大王製紙 <3880> なども買われている。  一方、前期の最終赤字が拡大したソニー <6758> が大きく売られているほか、トヨタ自動車 <7203> やファーストリテイリング <9983> なども軟調となっている。  業種別では、不動産、海運、パルプ・紙、ノンバンク株が堅調となっているが、鉱業、電力・ガス、非鉄金属、石油・石炭製品株などは弱含んでいる。(編集担当:片岡利文)
2日の日経平均株価終値は、30円69銭安の1万4454円44銭で寄り付いた。
japan,economic
2014-05-02 09:45