キユーピーとアヲハタがグループ再編し事業を強化

■アヲハタ株式を1株1510円でTOBし連結子会社に   キユーピー <2809> は24日の大引け後、自社Webに「キユーピーとアヲハタがグループ再編を行います」と掲示。ジャムなどの大手のアヲハタ<2830>(東2)の普通株式を1株1510円でTOB(株式公開買い付け)すると発表した。キユーピーはすでにアヲハタの株式をグループで16.16%所有(10月末現在)。TOBでは買い付け上限を所有割合にして最大39.0%とし、TOB成立後は連結子会社になる。TOB期間は12月25日から2014年1月29日までの予定。アヲハタの株式は上場を維持する方針。アヲハタは賛同の意見表明を発表した。アヲハタの本日の株価終値は1452円(18円安)。明日のストップ高は300円高の1752円。   発表によると、キユーピーはアヲハタの筆頭株主で19.66%所有する中島董商店、同じく11.62%を保有するユー商会などの上位株主から保有株の一部をTOBに応募する旨の合意を得ている。また、TOB成立後は、キユーピーのジャム・ホイップ・スプレッドなどのパン周り商品販売事業を2014年12月1日の予定で会社分割によってアヲハタが承継し、組織再編を行なう。   キユーピーの株価は5月の1615円、9月の1575円などを今年の高値として10月以降は下降基調。日経平均が本日2007年以来の1万6000円台に達した相場に比べると重さが目立ち、本日の終値は1413円(6円安)。信用売り残が買い残を上回っている。しかし、このTOBによってグループの事業体制の強化が見込めるため、信用売りを買い戻す動きは期待できる。11月決算の発表は例年1月上旬。ここで将来展望などを表明する可能性があり、これに向けて期待相場が盛り上がる可能性が出てきた。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
キユーピー<2809>(東1)は24日の大引け後、自社Webに「キユーピーとアヲハタがグループ再編を行います」と掲示。
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2013-12-24 17:15