ＪＳＳが続伸、ウエルスアドバイザーが「ニュートラル」継続

　スイミングスクール運営大手のジェイエスエス（ＪＳＳ） <6074> が続伸し連日の年初来高値更新。株価は午前９時５分時点で前日比８円高の５０３円。ウエルスアドバイザーが５日付でリポートを公表し、投資判断「ニュートラル」、想定株価レンジは６５０－７５０円を継続した。 　リポートでは、２６年３月期の大幅増益予想に注目。６月からの会費の値上げ効果に加え、前期中に子会社化したワカヤマアスレティックスの通年寄与により、連結営業利益５億５６００万円（前期比２．２倍）を見込む。また、株主還元姿勢の積極化も評価。２６年３月期の配当は年間２０円（前期は同１７円５０銭）と増配を予定し、以降もこれを下限に累進配当を行う方針を明示した。 　ウエルスアドバイザーは、Ｍ＆Ａ（企業の合併・買収）を軸とした成長戦略が順調なスタートを切ったと判断。物価高など厳しい事業環境が続く中、会員数獲得状況を慎重に確認していく必要があるものの、同社がコロナ禍からの業績回復の途上にあるとの見方を維持した。