日経平均は27円安と小動き、日風開、菊池製作所がストップ高
2日の日経平均株価終値は、27円62銭安の1万4457円51銭と反落した。
前日のNYダウは米雇用統計の発表を控えたことで、21ドル安と小反落。日経平均も朝方から様子見ムードが強く、30円安の1万4454円で寄り付いた。その後は連休前のポジション調整の動きにより80円安まで下げたものの、すぐに値を戻し、売り買いともに積極性を欠いたまま、1万4400円台でのもみ合いに終始した。
個別では、前期の最終赤字が拡大したソニー <6758> が軟調。前日急騰の反動安に見舞われた大同特殊鋼 <5471> や、電気製品の回収見通しが嫌気されたコーナン商事 <7516> なども大きく売られている。
また、今9月期営業損益を赤字予想に修正した夢展望 <3185> がストップ安を付けている。
一方、前3月期の営業利益を大幅増額した日本風力開発 <2766> がストップ高まで買われたほか、介護用ロボット関連に注目が集まり、菊池製作所 <3444> がストップ高。CYBERDYNE <7779> も急騰している。
ほかにも、がん治療薬のフェーズ2申請が材料視されたタカラバイオ <4974> や、前3月期予想を上方修正した池上通信機 <6771> が急伸。米投資ファンドによる保有が明らかになったIHI <7013> や、前期純利益が倍増と観測されたOKI <6703> も大きく買われている。
業種別では、不動産、ノンバンク、海運、パルプ・紙、銀行株などが底堅い動きをみせた一方、電力・ガス、鉱業、非鉄金属、水産株などに売りが強まった。(編集担当:片岡利文)
2日の日経平均株価終値は、27円62銭安の1万4457円51銭と反落した。
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2014-05-02 15:00