フォスターが今期業績予想を発表、年間配当は16円減配の計画

 フォスター電機 <6794> が2日引け後、今3月期の業績予想を開示した。  今期の売上高は前期比4.6%減の1600億円と減収を予想。営業利益は同17.0%減の50億円、純利益は同7.7%増の25億円を予想している。  電子部品業界においてスマートフォンやタブレット向け部品、車載向け部品の需要拡大が期待されているものの、新興国でのスマートフォン普及に伴う低価格化が懸念されるほか、薄型テレビ向け部品はコモディティ化により厳しい状況が続くと見通している。純利益は前期に特別損失を計上した反動もあり、増益を計画している。  今期の配当予想は中間期・期末とも12円の年間24円を計画。前期の年間配当40円(前々期比15円の増配)からは16円の減配予想を打ち出している。  同社の前期業績は、売上高が1676億4000万円(前々期比16.8%増)、営業利益は60億2100万円(同9.2%増)で着地。自動車用部品が大幅増収となり、スマートフォン向けヘッドセットも好調を維持したが、オーディオ用や薄型テレビ用のスピーカは販売数量・価格とも厳しい状況となった。  フォスターの2日の終値は、66円高の1391円。(編集担当:片岡利文)
フォスター電機が2日引け後、今3月期の業績予想を開示した。
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2014-05-02 17:15