「SBI・ダルトン日本アジア・アクティビストファンド」、ダルトンの運用成果を個人投資家に提供
SBIアセットマネジメントは、日本を中心としたアジア地域の企業の価値向上をめざす公募投資信託「SBI ダルトン日本アジア・アクティビストファンド」を17日に設定・運用を開始する。日本株で長期の運用実績を持つ独立系投資運用会社のダルトン・インベストメンツ・インクに投資を一任し、これまで機関投資家が享受してきた運用成果を個人投資家にも提供する。企業との対話や株主提案を通じて、企業価値向上に直接的に働きかける「エンゲージメント」を重視することが特徴となる。
ダルトンは、米西海岸を本拠地として1999年の創業以来、投資先企業との継続的な対話を通じて、企業価値向上につながる経営改善を促す活動を行ってきた。ダルトンは日本を中心としたアジアの株式市場への長期投資に特化しており、投資先の企業の株式の保有期間は平均で7年、長いものでは20年に達する。短期売買を主目的とする投資家とは一線を画している。日本株の運用規模は7500億円、残り1000億円をアジア株で運用している。
ダルトンは、共同創業者でポートフォリオ・マネージャーであるジェームズ・ローゼンワルドの50年以上にわたるアジアでの株式運用経験をベースに運用を行っている。その投資哲学は、優良企業・ビジネスへの投資、割安度と安全性の大きい銘柄を追求すること、経営陣と株主の利害一致、資本配分の優れた実績だ。同ファンドでは、この4つの投資基準に基づき、事業の競争力・キャッシュフロー創出力に優れるとともに、株価が割安な企業を厳選して投資を行う。
優良企業やビジネスへの投資については、優良な顧客層、有力な商品やサービスを持つなどのビジネスモデルに着目する。経営陣と株主の利害一致では、企業のバランスシートの改善、株主からみた企業への視点を重視し、企業の目標や価値観と整合させる「アライメント」の改善、ガバナンスの改善を重視している。ダルトンがビジネスプランの変革をもたらす提案を行うことにより企業自身の変化を促し、投資家にとってより大きなリターンが期待できることが特徴だ。
同ファンドは、日本株に加え、アジア株も投資対象としているが、韓国や香港、インドのアナリストチームが分析を担当する。
また、SBI証券では、同ファンドと「ひふみクロスオーバーpro」「日本ニューテクノロジー・オープン(愛称:地球視点)」の3ファンド計1万円以上を購入した人を対象に、最大7万円が当たるキャンペーンを開催している。期間は26日まで。
SBIアセットマネジメントは、日本を中心としたアジア地域の企業の価値向上をめざす公募投資信託「SBI ダルトン日本アジア・アクティビストファンド」を17日に設定・運用を開始する。
economic company
2025-12-10 14:30