サムスンとアップル、「特許侵害」めぐる裁判・・・双方に「侵害」認められる=中国報道

基本操作システム(OS)の特許侵害などをめぐり米アップルが韓国サムスンに対して起こしていた訴訟で、米カリフォルニア州の裁判所は先日、サムスンに1億1960万米ドル(約122億円)の賠償金の支払いを命じる判決を下した。中国メディア・新京報が4日報じた。
今回の訴訟で原告のアップルは「サムスンが使用するアンドロイドのシステムの多くが、iOSプログラムの特許を侵害している」として22億ドル(約2240億円)の損害賠償金を求めていたが、アップル側の「目標額」には程遠い金額の判決となった。
同州でアップルがサムスンに対して起こした大きな訴訟は今回が2回目で、前回の2012年の訴訟ではサムスンによる特許侵害が認定され、アップルへの総額約9億3000万ドルの賠償金支払いの判決が下された。
今回の訴訟ではサムスンも「自社が持つ5つの特許をアップルが侵害した」と反訴。その結果、1つの特許侵害が認められ、アップル側に15万8000ドル(約1600万円)の支払いが命じられた。
両社は2010年以降、世界の複数の国や地域において“特許訴訟戦”を繰り広げている。今回の判決は両社いずれの希望にも合致していないため、両社が上訴する可能性がある。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Tomislav Stajduhar/123RF.COM)
基本操作システム(OS)の特許侵害などをめぐり米アップルが韓国サムスンに対して起こしていた訴訟で、米カリフォルニア州の裁判所は先日、サムスンに1億1960万米ドル(約120億円)の賠償金の支払いを命じる判決を下した。(イメージ写真提供:(C)Tomislav Stajduhar/123RF.COM)
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2014-05-04 11:00