日本の「三大自動車メーカー」、中国での年間販売目標に・・・「予定より早く達成される」と分析=中国メディア

中国メディアの網通社は1日、トヨタ、日産、ホンダの3社が掲げる「中国市場での年間販売台数200万台」という目標は、「予定より早く達成される」と分析する記事を掲載した。
2012年に尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐる日中の対立が強まってから、中国における日系車の販売は大きく落ち込んだものの、13年にはトヨタの中国市場における販売台数は前年比9%増の91万7500台、ホンダは同26%増の75万台、ニッサンは同17%増の126万6000台に達した。
記事は日系自動車メーカーの販売台数が前年比で大きな伸びを示したことについて、「日系車が低迷から脱しつつあることを示す」と伝えた。
トヨタ自動車の伊原保守副社長は4月20日、北京モーターショーの会場で、2017年末までに「中国市場に15車種以上を投入する計画」「年間の販売台数を200万台に引き上げる」などの目標を掲げた。
トヨタ同様、ホンダと日産も中国での年間販売目標台数を「200万台」に掲げているが、記事は「中国市場で先行するフォルクスワーゲン(VW)やゼネラルモーターズ(GM)と比べると、日系自動車メーカーはまだまだ遅れを取っている状態」と指摘。13年の販売台数はVW、GMとも300万台以上に達しており、17年には400万台に達する見込みだという。
一方で記事は、近年の円安傾向は日系自動車メーカーにとって追い風だと指摘。円安に基づく「値下げ攻勢」と「積極的な現地化」によって、「日系自動車メーカーの保守的な目標は、予定より早く達成されるだろう」と分析した。(編集担当:村山健二)(写真は網通社の1日付で報道した画面のキャプチャ)
中国メディアの網通社は1日、トヨタ、日産、ホンダの3社が掲げる「中国市場での販売台数200万台」という目標は、「予定より早く達成される」と分析する記事を掲載した。(写真は網通社が1日付で報道した画面のキャプチャ)
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2014-05-05 12:00