宇宙空間で「太陽光発電」、日本が実用化に向けて研究・・・「クリーンエネルギー源の探求か」=中国メディア

中国メディアの騰訊科学は3日、英紙デイリー・メールの記事を引用し、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)が宇宙空間における太陽光発電の実用化に向けて研究を行っていることを伝えた。
記事は、地球上での太陽光発電は高コストであるうえに発電効率も決して良くないため、理想的な発電方法とは考えられていないと紹介。さらに「科学者らは宇宙空間での太陽光発電ならば効率的に発電できると考えている」と伝えた。
続けて、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が宇宙太陽光発電の実用化に向けて研究を行っていることを紹介し、「JAXAの計画によれば、宇宙太陽光発電による年間発電量は原子力発電所1基分に相当する」と伝えた。
さらに記事は、JAXA宇宙科学研究所の教授の言葉として、「地上3万6000キロメートルの高度にある太陽光発電パネルで発電した電気をマイクロ波に変換したうえで、東京湾に建造した長さ3キロメートルほどの人工島に送る」とし、宇宙から送られてくるマイクロ波を人工島で電力に変換する計画と報じた。
記事はJAXAが宇宙太陽光発電の実用化に向けて研究を行っている理由について、「日本は石油資源が欠乏しているうえ、再生可能エネルギーを作り出すのに必要な土地も不足しているため」と論じたほか、東日本大震災にともなう福島原発事故の教訓として実用的なクリーンエネルギー源を探し求めるようになったのではないかと伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの騰訊科学は3日、英紙デイリー・メールを引用し、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)が宇宙空間における太陽光発電の実用化に向けて研究を行っていることを伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-05-05 15:15