出光興産が大幅安、前期利益は計画に届かず
出光興産 <5019> が前場に165円安(7.4%安)の2073円まで下落。後場も下値をうかがっている。
同社は2日引け後に、前14年3月期決算と今期の業績予想を発表した。
前期決算は、円安の進行で原油輸入コストが上昇し石油製品マージンが縮小したほか、英領北海の油田設備に関連して減損損失を計上しており、売上高は前々期比15.1%増の5兆349億9500万円となり、営業利益は同29.4%減の781億9700万円、純利益は同27.7%減の362億9400万円で着地した。
大幅減益に加え、2月の下方修正後の利益水準に対して営業利益が約78億円、純利益は約87億円の未達となったことが売り材料となった。
また、今期の業績予想は、売上高が5兆1400万円(前期比2.1%増)、営業利益は800億円(同2.3%増)と増収・営業増益を見通しているが、純利益は300億円(同17.3%減)と減益予想を打ち出している。見通しの前提は、原油価格(ドバイ原油)が1バレルあたり105ドル、為替レートはドルが105円としている。(編集担当:片岡利文)
出光興産が前場に165円安(7.4%安)の2073円まで下落。後場も下値をうかがっている。
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2014-05-07 13:30