日経平均は424円安と大幅続落、終盤に円高進み安値引け
7日の日経平均株価は前営業日比424円06銭安の1万4033円45銭と大幅に続落して取引を終えた。円高進行や前日の米国株安を嫌気した売りが先行した。ウクライナ情勢の緊迫化もあって積極的な買いは入らず、下値を模索。先物にまとまった売りが観測されると寄与度の大きい銘柄を中心に下げ基調を強めた。終盤に円が対主要通貨で強含むと日経平均は下げ幅を拡大。安値引けとなった。
業種別では全33業種が下落し、大和証券グループ本社 <8601> など証券株や、東京海上ホールディングス <8766> など保険株、三井住友フィナンシャルグループ <8316> など銀行株に売られる銘柄が目立った。商船三井 <9104> など海運株、三菱マテリアル <5711> など非鉄金属株、JFEホールディングス <5411> など鉄鋼株もさえない。
個別では、4月で増収を確保したファーストリテイリング <9983> が朝方から売られて年初来安値を更新。出資先の中国アリババのIPO申請や前期の最高益更新が報じられたソフトバンク <9984> は買い一巡後に急落した。15年3月期で営業減益や減配を計画したフォスター電機 <6794> や、15年3月期で営業赤字を見込んだ三井松島産業 <1518> 、14年3月期業績予想の下方修正で最終赤字に転落したワタミ <7522> も軟調。中間期の決算発表を延期するジャパンベストレスキューシステム <2453> はストップ安配分された。
半面、長野県地盤のアルピコHDとの資本業務提携を発表したマツヤ <7452> は急騰した。14年3月期業績予想と配当予想を修正したイナリサーチ <2176> は一時ストップ高。営業外収益の計上を発表したアエリア <3758> はストップ高配分された。14年3月期業績予想を上方修正した佐藤渡辺 <1807> も上昇。15年3月期で2ケタ増益を見込んだTOA <6809> も高い。(編集担当:宮川子平)
7日の日経平均株価は前営業日比424円06銭安の1万4033円45銭と大幅に続落して取引を終えた。
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2014-05-07 14:45