中国人民元バブル崩壊?毎月連続安値更新中=為替王
米ドル、ユーロ、ポンドなど主要通貨は今年、比較的安定した状態が続いているのですが、2014年に入ってから毎月安値を更新するほど下がり続けている通貨があります。 中国の人民元です。
Q: 今年の中国人民元の動向は?
2014年の中国人民元の為替レートは、年始がピーク(1元=約17.4円)で毎月値下がりし続けています。先月末は16.3円まで下落し、年初来下落率は6%を超えました。 (※人民元は為替レートの値が小さいのであまり目立ちませんが、ポンド円にたとえるなら下落幅が10円を超えるほど急落しているイメージです。)
Q: 中国人民元投資は人気があったはずでは?
中国は経済発展に応じて、通貨上昇の圧力が高まっており、中国政府は2005年以降、人民元の上昇を容認する姿勢を示してきました。事実、人民元の対米ドルレートは9年連続で値上がりしていました。
Q: なぜ人民元は今年急に値下がりし始めのか?
急成長を続けてきた中国経済は減速しています。今年も今までのところ経済成長が、政府の目標を下回っています。輸出産業を保護・下支えする目的で、人民元が安くなるように為替レートを誘導(為替介入)している可能性があると見られます。(執筆者:為替王)
米ドル、ユーロ、ポンドなど主要通貨は今年、比較的安定した状態が続いているのですが、2014年に入ってから毎月安値を更新するほど下がり続けている通貨があります。 中国の人民元です。
economic
2014-05-07 15:15