日経平均は102円高、ソフトバンクは高寄り後にマイナス転換

 8日の日経平均株価は、102円96銭高の1万4136円41銭でスタート。  前日のNYダウが117ドル高と大幅反発。外国為替市場ではドルが101円台後半となり、円高進行が一服している。日経平均は前日424円安の反動もあり、102円高で寄り付いたものの、下げ幅と比較すると小幅な戻しにとどまっている。    個別では、前期の営業利益が初の1兆円超えとなったソフトバンク <9984> は、米国でIPO申請を行ったアリババの調達金額の少なさもあり、小幅高で寄り付いた後にマイナス転換している。  今3月期営業利益が31.7%増の計画となったカシオ計算機 <6952> や、3月中間期予想を上方修正した丸山製作所 <6316> は買い気配でスタート。前3月期が最終黒字転換した日新製鋼ホールディングス <5413> が急騰したほか、前3月期純利益が減益予想に転じると発表した東芝 <6502> は買いが先行している。  一方、前期の営業赤字が大幅拡大した任天堂 <7974> は売りが先行。今12月期1Qの経常利益が9%増となったサントリー食品インターナショナル <2587> も軟調となっている。今3月期は減収・大幅減益の計画となった日本特殊塗料 <4619> や、原発関連の需要低迷が前3月期も続いた日本製鋼所 <5631> は売り気配でのスタートとなった。(編集担当:片岡利文)
8日の日経平均株価は、102円96銭高の1万4136円41銭でスタート。
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2014-05-08 08:30