モルフォは突っ込み買いの好機、画像処理ソフト好調
携帯カメラの画像処理ソフトウェアの開発を手掛ける、モルフォ <3653> (東マ)は、12月24日(火)145円安の(-5.02%)2745円と3営業日続落している。11月1日安値2900円を下回り目先の売りが膨らみ値を下げたことで、値ごろ感が出ており、突っ込み買い妙味が増すことから、注目したい。
モルフォが開発した画像処理ソフトウェアの搭載ライセンス数の累計は、2013年7月末(2013年10月期第3四半期末)時点で5億ライセンスを突破。モルフォのソフトウェアは、2006年6月に静止画手ブレ補正の「PhotoSolid」をはじめてライセンスして以来、順調にライセンス数を伸ばしているが、モルフォの超解像技術「Morpho Super-Resolution」ほか7製品がauスマートフォン「DIGNO(R) M」(京セラ製)に搭載。また、スマートフォンのカメラを使った遠隔見守りサービス「Rusuban Cam」のアプリケーションを2013 年11月26日からApp Store にて提供を開始しており、高い成長が予想される。
13日に発表した今10月期業績予想は、携帯電話端末機器分野では引き続き海外携帯電話端末機器メーカー及び半導体メーカーへの営業活動に取り組み、ロイヤリティ収入の伸長を目指し、特にミドル・ローエンド向けの携帯電話端末機器は、これからの成長が見込まれることから、実現にむけて、既に着手している既存技術のハードウェア化(記述言語化)にも引き続き取り組むとともに、海外拠点整備や業務委託等による海外体制の充実化を図っていき、売上高13億5000万円(前期比28.6%増)、営業利益1億円(同89.4%増)、経常利益9900万円(同34.4%増)、純利益6100万円(同2.0倍)と大幅増益を見込む。
株価は、9月12日につけた年初来の高値6140円から2745円まで3395円(55%)調整し、9カ月移動平均線に接近しており、値ごろ妙味が出始めている。今期会社計画が市場予想を下回ったことを嫌気され、売り優勢となっているが、同社は前期業績について10月11日に上方修正していたことから、今期業績予想は保守的と見られる。ここから大きく突っ込むようであれば、中長期な視点から買い妙味が膨らもう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
携帯カメラの画像処理ソフトウェアの開発を手掛ける、モルフォ<3653>(東マ)は、12月24日(火)145円安の(-5.02%)2745円と3営業日続落している。
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2013-12-25 09:30