東芝が年初来安値を更新、前期は減益予想に転換
東芝 <6502> が小動き。8日は小幅高で寄り付いた後、午前9時25分に5円安の385円まで売られ、前日7日に付けた年初来安値387円を更新。しかし、その後は再度プラス転換、10時5分に6円高の396円まで買われている。
同社は7日引け後、前14年3月期の業績予想を修正。売上高は従来予想の6兆3000億円から6兆5000億円(前々期比13.5%増)に増額。営業利益は2900億円(同46.7%増)を維持したものの、純利益は1000億円から500億円(同35.4%減)に引き下げられ、減益予想に転じている。
米国の原発新規建設プロジェクトの資産価値を保守的に見直した結果、310億円の営業損失を計上。光学ドライブ事業の事業譲渡による非継続事業からの損失計上150億円も反映したという。
一方、東芝は米GEが買収交渉中の仏アルストム社のエネルギー部門のうち、送配電部門をGEから取得する計画と8日付日本経済新聞が報じており、材料視されている。
買収想定額は数千億円規模と観測され、変圧器や配送電の制御システムなどが対象になるという。(編集担当:片岡利文)
東芝が小動き。8日は小幅高で寄り付いた後、午前9時25分に5円安の385円まで売られ、前日7日に付けた年初来安値387円を更新。
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2014-05-08 10:30