日製鋼が年初来安値、前期の大幅減益に売り強まる
日本製鋼所 <5631> が大幅安。朝方に38円安(8.7%安)の397円まで売られ、4月11日に付けた年初来安値422円を大きく割り込んだ。
同社は7日引け後に前14年3月期業績、今期の業績予想を発表。前期の売上高は1887億1900万円(前々期比14.5%減)、営業利益は88億6400万円(同46.9%増)、純利益は55億2700万円(同33.3%減)となった。利益水準は従来予想から上積みされたものの、大幅減益での着地となっている。
電力・原子力製品の売上減やクラッド鋼板の売上反動減が響き、素形材・エネルギー事業が営業赤字に終わったほか、産業機械事業でも樹脂製造・加工機械の不振により大幅営業減益となっている。
今期の業績予想は、売上高が前期比6.0%増の2000億円、営業利益は同7.2%増の95億円、純利益は同8.6%増の60億円を計画。コスト低減や円高修正などの寄与が見込まれ、増収増益を計画しているものの、原発部材などエネルギー関連は依然として厳しい見通しとしている。(編集担当:片岡利文)
日本製鋼所が大幅安。朝方に38円安(8.7%安)の397円まで売られ、4月11日に付けた年初来安値422円を大きく割り込んだ。
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2014-05-08 11:15