三菱UFJモルガン証がTOTOの投資評価を引き下げ
TOTO <5332> に対して、7日付の三菱UFJモルガン・スタンレー証券がリポートを発行している。
同証券による今15年3月期のTOTOの営業利益予想は420億円。会社側が前期比21.2%減の372憶円と減益予想を打ち出したこともあり、従来の490億円から70億円引き下げた。
この要因として、リモデル事業を中心に消費増税が予想以上に影響している可能性や、減価償却負担の増加、キッチンの受注停止の影響などを指摘している。一方で、トイレやキッチンの高機能化などがもたらす「中期的成長ストーリーは不変」と分析しており、16年3月期以降は再び増益トレンドに復帰すると見通している。
同証券では、業績修正に伴い投資評価を「アウトパフォーム(強気)」から「ニュートラル(中立)」に引き下げ、目標株価を1720円から1340円に下方修正した。ただし、配当水準を引き上げるなど株主還元策に前向きなことなどを勘案すれば「現在の株価水準からの下値リスクは限定的である」とコメントしている。
TOTOの8日の株価は、朝方に31円安(2.4%安)の1260円まで下落。その後はやや下げ幅を縮小し、後場には一時5円安の1286円まで戻している。(編集担当:片岡利文)
TOTOに対して、7日付の三菱UFJモルガン・スタンレー証券がリポートを発行している。
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2014-05-08 13:00