日化薬が業績発表後に軟調、今期は増収減益を見通す

 日本化薬 <4272> が8日午後1時30分に今15年3月期の業績予想を発表。株価は発表直後にマイナス転換。20円安の1150円まで売られている。  今期の売上高は1680億円(前期比4.9%増)と増収を見込むものの、営業利益は210億円(同12.8%減)、純利益は135億円(同19.3%減)と減益を予想。為替レートはドルが98円を想定している。  同社の前期業績は、売上高が1600億8000万円、営業利益は240億9000万円、純利益は167億1800万円で着地した。セイフティシステムズ事業で自動車部品を中心に北米で需要が回復。国内では消費増税前の駆け込み需要が寄与。機能性化学品事業でも半導体封止材用エポキシ樹脂やインクジェットプリンタ用色素などの需要が拡大したという。  また、前期末配当は従来予想の10円から15円に増額。年間では25円とした。今期は中間期・期末とも12.5円を予想し、年間では前期と同水準の25円を計画している。(編集担当:片岡利文)
日本化薬が8日午後1時30分に今15年3月期の業績予想を発表。
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2014-05-08 14:15