日経平均終値は130円高、ソフトバンク、任天堂は軟調
8日の日経平均株価終値は、130円33銭高の1万4163円78銭と3日ぶりに反発した。
外国為替市場における円高一服や、424円安となった前日の日経平均の反発、前日NYダウの117ドル高などを材料に、日経平均は朝方から買いが先行。102円高で寄り付いた。
その後は中国の4月貿易統計が好調だったことから、日経平均は後場に上げ幅を拡大。後場寄り直後には221円高の1万4254円を付けた。
個別では、今12月期1Q決算が好調となったカッシーナ・イクスシー <2777> がストップ高。前3月期決算が黒字転換を果たした日新製鋼 <5413> も急騰している。
また、今3月期の大幅営業増益を計画したカシオ計算機 <6952> や、今3月期の業績予想があコンセンサスを大きく上回ったALSOK <2331> が急騰したほか、今3月期の営業利益が2.5倍増を計画した図研 <6947> 、最高益予想の前3月期計画をさらに上積みしたドン・キホーテ <7532> なども強い。
一方、原発関連の需要低迷が続くと見込まれた日本製鋼所 <5631> が急落、前期の営業利益が初の1兆円超えとなったソフトバンク <9984> は、米アリババ上場関連の思惑で高寄り後にマイナス転換した。前日に今期予想を発表した任天堂 <7974> は、外資証券が目標株価を引き下げたこともあり弱含んだ。
業種別では、卸売、海運、電力・ガス、医薬品、繊維株などが上昇したが、自動車株や金属製品株が弱い動きとなっている。(編集担当:片岡利文)
8日の日経平均株価終値は、130円33銭高の1万4163円78銭と3日ぶりに反発した。
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2014-05-08 15:00