中国で「国際高速鉄道」の構想・・・実現すれば「米国まで2日足らず」=中国メディア

 中国メディア・京華時報は8日、国内の高速鉄道整備を進めている中国は、ヨーロッパや中央アジアを横断する国際高速鉄道建設構想も持っており、将来的には「高速鉄道で2日かけて米国へ」という状況が実現する可能性があると報じた。  記事は中国が現在、ユーラシア高速鉄道、中央アジア高速鉄道、汎アジア高速鉄道、中国-ロシア-カナダ-米国高速鉄道の建築構想を持っており、国内部分の整備を既に進めていると紹介。汎アジア高速鉄道については、中国とミャンマーを結ぶトンネルが6月に着工する予定であると伝えた。  さらに、中国工程院の鉄道専門家・王夢恕氏の解説を紹介。王氏は中国-ロシア-カナダ-米国高速鉄道について、「シベリアを通ってベーリング海峡を渡り、アラスカ、カナダを経由して米国に到着する」ルートであると説明。ベーリング海峡では約200キロメートルのトンネル建設が必要とする一方「わが国は既に技術的条件を備えている」と語り、鉄道建設実現に向け、関係国との話し合いが始まっていると語った。  そして、全長1万3000キロメートルの路線が完成すれば「中国から米国に行く際、飛行機に乗る必要がなくなる。設計速度を時速350キロメートルとすれば、2日足らずの列車の旅で米国に到着することができる」とした。(編集担当:今関忠馬)(写真は「CNSPHOTO」提供、中国の高速鉄道、2013年12月撮影)
中国メディア・京華時報は8日、国内の高速鉄道整備を進めている中国は、ヨーロッパや中央アジアを横断する国際高速鉄道建設構想も持っており、将来的には「高速鉄道で2日かけて米国へ」という状況が実現する可能性があると報じた。(写真は「CNSPHOTO」提供、中国の高速鉄道、2013年12月撮影)
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2014-05-08 19:15