ブラザーは値上がり率トップ、増益・増配計画に自社株買いも支援材料

 ブラザー工業 <6448> は4営業日ぶりに急反発し、寄り付き直後に186円高(13.06%高)の1610円まで上昇。4月2日の年初来高値を上回った。午前9時30分時点では東証1部で値上がり率トップ。8日引け後に発表した15年3月期業績予想が好感されている。積極的な株主還元策も支援材料。  15年3月期は売上高6700億円(前期比8.6%増)、営業利益470億円(同8.5%増)、純利益460億円(同2.4倍)を予想。市場コンセンサス(営業益で450億円超、純利益で340億円弱)を上回った。プリンターや複合機などの主力製品が堅調に推移する見通し。固定資産売却による特別利益の計上なども見込んだ。  また、今期の配当は中間期・期末とも15円とし、年間では6円増配の30円を計画した。発行済株式総数の2.71%に相当する720万株・100億円をそれぞれ上限とした自己株式の取得も発表している。取得期間は5月9日―9月5日。(編集担当:宮川子平)
ブラザー工業は4営業日ぶりに急反発し、寄り付き直後に186円高(13.06%高)の1610円まで上昇。4月2日の年初来高値を上回った。
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2014-05-09 09:30