ダイキンが続急伸、連続での最高益更新予想を材料視

　ダイキン工業 <6367> が続急伸、朝方に１６５円高（２．８％高）の６０００円まで買われている。 　同社は８日引け後、前期業績と今期の業績予想を発表。連続での過去最高益更新見通しが材料視された。 　前期業績は、売上高が前々期比３８．１％増の１兆７８３０億７７００万円、営業利益は同７５．０％増の１５５０億７５００万円、純利益は前々期の２．１倍となる９１８億８０００万円で着地。売上高、各利益とも最高益となった。 　主力の空調・冷凍機事業が国内や中国、アジア地域で販売好調となり、円安効果や買収企業の業績寄与も要因となったという。 　今期の業績予想は、売上高が１兆９８００億円（前期比１１．０％増）、営業利益は１７００億円（同９．６％増）、純利益は９８０億円（同６．７％増）を予想。中国などで販売網拡大に注力することで、今期も最高益更新を計画している。為替レートはドル９８円、ユーロ１３２円を前提とした。 　なお、前期の期末配当は従来予想の２３円から２７円に増額。年間では５０円（前々期は３６円）となった。今期の配当予想は、中間期４０円、期末３０円の年間７０円を計画している。（編集担当：片岡利文）