中国の「鉄道技術」、アフリカで敷設工事始まる・・・全てが「チャイナスタンダード」=中国報道

アフリカのジブチとエチオピアを結ぶ鉄道の電化路線建設プロジェクトにおいて、現地時間8日からレールの敷設工事が始まった。中国の技術が海外で初めて全面的に導入される予定の同路線について、中国経済網は9日、「設計から設備にいたるまですべてが中国標準(チャイナスタンダード)」、「わが国の鉄道が胸を張って世界に進出」などと報じた。
ジブチの首都・ジブチ市とエチオピアの首都アディスアベバを結ぶジブチ・エチオピア鉄道の電化路線は全長740キロメートル、全線にわたって中国の技術が採用される。投資総額は約40億ドル、うち約7割が中国輸出入銀行の借款によるもので、全面開通は2015年10月を予定している。
ジブチ・エチオピア鉄道の電化路線建設を請け負っている中国土木工程集団の袁立総経理は、「当プロジェクトは設計から施工、管理、通信、電化設備、車両にいたるまで、すべてが中国の技術や製品だ」と胸を張った。
また、同路線でレールの敷設工事が始まったことについて、中国鉄路総公司の関係者は「わが鉄道の海外進出が新しい1歩を踏み出した」と高く評価したほか、中国鉄建の張宗言総裁は「われわれはこのほどナイジェリアと総額131億ドルで沿海鉄道を建設することで合意した」と述べ、中国の鉄道の海外進出が確実かつ力強く前進しているとの見解を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
アフリカのジブチとエチオピアを結ぶ鉄道の電化路線建設プロジェクトにおいて、現地時間8日からレールの敷設工事が始まった。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-05-09 16:45