中国自動車市場、「多すぎるブランド」も問題か・・・国産乗用車シェアが「下降傾向」=中国メディア

中国メディア・騰訊網は9日、中国自動車工業協会が同日発表した2014年4月の自動車工業市況で、国産ブランドの乗用車シェアが8カ月連続で減少となる約37%にまで落ち込んだことを報じた。
同協会が発表した4月の乗用車販売総数は160万9000台で前月比5.91%減、前年同月比11.63%増だった。そのうち中国ブランド車の販売数は59万6900台で前月比、前年同月比のいずれも全体より悪い結果となった。中国車の販売シェアは37.09%と前月比で2.19ポイント、前年同月比で2.53ポイント下落。昨年9月以降8カ月連続でシェアを減らした。
シェア下落に歯止めが利かない状況に、業界関係者からは「年内に30%を切るのでは」と心配する声も出た。同協会の董揚副会長は「30%のシェアは守る」と予測する一方で、「下降トレンドがいつ転換するかは、今も見えない」と語った。
中国車がシェアを減らす背景には、国産ブランドが多すぎるという問題がある。董副会長は「理論上は市場競争ということになっているが、今の市場には非市場的要素がたくさんある」と語り、状況の打開は難しいとの見解を示した。
同協会では、国内メーカーに競争力強化を求めるとともに、消費者にも国産車に対して興味を持つよう呼びかけているという。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Roman Sigaev/123RF.COM)
中国メディア・騰訊網は9日、中国自動車工業協会が同日発表した2014年4月の自動車工業市況で、国産ブランドの乗用車シェアが8カ月連続で減少となる約37%にまで落ち込んだことを報じた。(イメージ写真提供:(C)Roman Sigaev/123RF.COM)
china,economic
2014-05-10 12:45