【相場展望】波乱は終息方向へ、個別の好業績銘柄を物色する流れに
【相場展望】(5月12~16日)
5月第1週、連休明け7日の東京株式市場は日経平均が424円安と、強烈な下げに見舞われた。前日のNYダウの大幅安を嫌気したものだが、ドイツ証券のTOPIX先物への大量の売りが原因と判明した。その後ドイツ証券の目立った動きがないことで、ヘッジファンドの短期の売り仕掛けと推定され、尾を引くことはなさそう。
ただ、こうした一部の売りが相場に大きな影響を与える地合いであることには留意する必要がある。要は投資家の買い手控え気分が強いことを示しているもの。当日の売買代金は2兆2286億円と15日振りに2兆円台を回復しており、こうした傾向が定着すれば市場のムードは好転に向かう。
企業の決算発表が進行しているが、前2014年3月期は予想通りの好決算が相次いだ。一時は減益との悲観人気が先行していた今2015年3月期決算も、好業績見通しの銘柄には見直し人気が高まっている。今期小幅減益見通しを明らかにしたトヨタ自動車 <7203> が見直されるあたり、行き過ぎた悲観人気から脱出の兆候が出始めてきた。5月第2週は引き続き好決算発表銘柄が買われる中で、全体相場も底堅さを増していくことを想定している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
5月第1週、連休明け7日の東京株式市場は日経平均が424円安と、強烈な下げに見舞われた。前日のNYダウの大幅安を嫌気したものだが、ドイツ証券のTOPIX先物への大量の売りが原因と判明した。
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2014-05-11 12:15