日経平均は26円安スタート、個別株物色の様相が強い

 12日の日経平均株価は前週末比26円10銭安の1万4173円49銭で寄り付いた。その後は小幅安で推移している。企業決算などを材料に、個別株物色の様相を強めている。ウクライナで親ロシア派が住民投票を強行したことで情勢の緊迫化などが警戒され、全体的には方向感が乏しい。  個別では、15年3月期で営業減益予想の古河電気工業 <5801> が下落した。営業益2割減予想のメガチップス <6875> も売りが先行している。大幅減益を見込んだディー・エヌ・エー <2432> や、エイチアンドエフ <6163> などもさえない。14年3月期業績予想を下方修正したタカチホ <8225> も軟調。  半面、14年3月期業績予想を上方修正したMUTOHホールディングス <7999> や、14年12月期第1四半期で大幅増益だったオリジナル設計 <4642> 、UKC <3156> との資本提携契約締結を発表したディジタルメディアプロフェッショナル(DMP) <3652> などは買い気配スタート。(編集担当:宮川子平)
12日の日経平均株価は前週末比26円10銭安の1万4173円49銭で寄り付いた。
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2014-05-12 09:00