コニカミノルタが年初来安値、今期計画が市場予想を下回る

 コニカミノルタ <4902> が急落。午前9時19分に169円安(12.3%安)の830円まで下落し、3月25日に付けた年初来安値890円を大きく割り込んだ。  同社は9日引け後に今15年3月期の業績予想を発表。営業利益は前期比6.6%増の620億円、純利益は同18.9%増の260億円の計画を打ち出したが、市場コンセンサスの営業利益709億円、純利益360億円程度を大きく下回ったことが売り要因となった。  売上高は市場予想を上回る1兆円(前期比6.0%増)を予想しており、また、配当予想は2.5円増配となる20円(中間期・期末とも10円)を計画している。  今期は欧米でオフィス用カラー複合機の拡大が見込まれ、新興国ではプリンター市場全体の拡大が予想されるほか、スマートフォンやタブレットの普及で製造業の設備投資が増加すると見通している。  同社の前期業績は、売上高が9437億5900万円(前々期比16.1%増)、営業利益は581億4400万円(同43.0%増)となった。(編集担当:片岡利文)
コニカミノルタが急落。午前9時19分に169円安(12.3%安)の830円まで下落し、3月25日に付けた年初来安値890円を大きく割り込んだ。
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2014-05-12 10:00