日経平均は50円安と反落、一時プラス転換も材料難で維持できず

 12日の日経平均株価は前週末比50円07銭安の1万4149円52銭と3営業日ぶりに反落して取引を終えた。ウクライナ情勢の緊迫化などを背景に積極的な動きはみられず、方向感は乏しかった。朝安後にドル・円が一時102円台を回復すると、日経平均はプラスに転じたが、上値は重かった。買い材料難のなか、日経平均はマイナス圏へ押し返され、後場に下げ幅を拡大する場面もあった。  個別では、15年3月期で純利益8割減を見込んだアーク <7873> が年初来安値を更新した。15年3月期第1四半期で減益を見込んだディー・エヌ・エー <2432> や、15年3月期で減益計画のセントラル総合開発 <3238> 、営業益35%減を予想した新電元工業 <6844> も新安値。15年3月期で増収増益を計画したものの、市場コンセンサスに届かなかったコニカミノルタ <4902> も安値を更新した。  半面、15年3月期で増収増益予想のJCU <4975> や14年12月期第1四半期で大幅増益のオリジナル設計 <4642> はストップ高を付けた。ローム <6963> にソフトウエアを採用されたと発表したユビキタス <3858> もストップ高。UKCHD <3156> との業務資本提携を発表したディジタルメディアプロフェッショナル(DMP) <3652> はストップ高配分された。  15年3月期で営業益2.6倍予想の日本写真印刷 <7915> も急伸した。営業益3割増を計画したクラリオン <6796> も堅調に推移。14年6月中間期業績予想を上方修正した東洋ゴム工業 <5105> は年初来高値を更新した。(編集担当:宮川子平)
12日の日経平均株価は前週末比50円07銭安の1万4149円52銭と3営業日ぶりに反落して取引を終えた。
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2014-05-12 15:00