COTAは2期ぶりの最高純益更新に新製品発売がオンして反発

  コタ(COTA) <4923> は、10円高の1358円と反発して始まり、4月15日につけた東証第1部指定替え後高値1593円を意識する動きを強めている。今年5月9日の決算発表で、今3月期純利益の増益転換、2期ぶりの過去最高純益更新を見直し買い再燃となっており、今年5月12日に発売した新製品「コタスタイリング ベース」も、業績寄与を高めるとしてフォローの材料視されている。 ■今期純益は前々期計上の特別利益を含めても過去最高を更新   同社の今3月期業績は、売り上げ64億4100万円(前期比9%増)、経常利益10億9600万円(同22%増)、純利益7億600万円(同32%増)と予想され、純利益は、2013年3月期の過去最高(6億2900万円)を更新する。消費税増税による消費マインドの減退が懸念されるなか、同社の独自ビジネスモデルの「旬報店システムを軸としたコンサルティング・セール」と「トイレタリーの販売を中心とした店販戦略」を推進する客先美容室への営業活動を強化してカバー、トイレタリーでは新製品の「コタスタイリング ベース」などを投入して高付加価値ブランドを育成するとともに、京都工場の順調な稼働により生産効率も向上することなどが要因となる。   純利益は、前々期に京都工場建設により京都府から受領した補助金収入1億5000万円を特別利益に計上し過去最高となり、前期にこの特別利益一巡で減益転換したが、今期は、この特別利益を含めても過去最高更新となる。 ■1部指定替え後高値からの調整幅の半値戻しから全値戻しにトライ   株価は、今年1月に発表した前期業績の下方修正と株式分割(1対1.1)が綱引きとなって25日移動平均線で下値を確認する動きが続いたが、3月20日付けで東証第1部指定替えが承認され記念増配も発表したことを手掛かりに東証第1部指定替え後高値まで2.0倍と大化けを演じた。最高値後は、1063円まで調整、この調整幅の半値戻し水準を固めている。相場格言通りに「半値戻しは全値戻し」にトライしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
コタ<COTA、4923>(東1)は、10円高の1358円と反発して始まり、4月15日につけた東証第1部指定替え後高値1593円を意識する動きを強めている。
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2014-05-13 10:15