ダイキョーニシカワは好業績・出遅れ株の代表的な存在

  ダイキョーニシカワ <4246> は見直し人気が加速しつつある。5月7日に発表された好決算がサポート要因。前2014年3月期は売上げ1085億2300万円(前期比23.8%増)、営業利益79億3200万円(同28.9%増)の大幅増収益を達成した。   同社はインストルメントパネルなど自動車樹脂部品が主力事業で、バスユニット部材などの住宅設備機器も手掛けている。前期はマツダをはじめ国内主要取引先からの受注増に加え、ダイハツとの合弁の国内新生産工場で、「タント」向け樹脂製自動車ボディを昨年9月から本格生産を始めたことなどが好業績の要因。   続く今期も売上げ1180億円(前期比8.7%増)、営業利益87億円(同9.7%増)と2期連続の最高益更新となる見込みだ。国内新規拠点の量産開始に続き、メキシコでの新規事業拠点の生産、販売活動を本格化する。国内外の事業拠点で新製品の開発、市場投入を着実に進め、収益力増強を図る。   株価的には、ダイナミック株主還元も見直し人気を誘う大きな要素である。安定的・継続的な配当を行なうことを基本に、業績、配当性向などを総合的に勘案して配当を行う方針で、業績好調に伴い、前期の配当を従来計画の31円から39円に増額し、今期も45円に6円増配する方針だ。今期の配当利回りは2.55%に達する。今期のPERが6.4倍に留まっているのと合わせ、非常に割安感が強い存在である。   これまでは国内の売上高比率が高く、また特定取引先の売上依存度が大きかったが、海外における日系自動車メーカー各社のグローバル調達方針に対応すべく、中国、タイ、インドネシア、メキシコに事業展開を進めている。独自の技術力・商品開発力を活かし、この各事業拠点を成長軌道にのせることで、「事業地域の多様化」を確実なものにして、持続的な成長を目指す。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ダイキョーニシカワ<4246>(東1)は見直し人気が加速しつつある。5月7日に発表された好決算がサポート要因。
economic
2014-05-13 10:30