日産自は円安基調など好感し反発、今期営業益は7.4%増を計画

 日産自動車 <7201> が大幅高。午前9時21分に、47円高(5.4%高)の916円まで買われている。  同社は12日引け後、今15年3月期の業績予想を発表。売上高は10兆7900億円(前期比2.9%増)、営業利益は5350億円(同7.4%増)、純利益は4050億円(同4.1%増)を計画した。  グローバル販売台数は前期比8.9%増の565万台を予想し、メキシコやブラジルなどで新工場が操業を開始したことや、新型車の販売が寄与すると見ている。また、今期の年間配当は33円を予想。前期から3円の増配を見通している。  市場コンセンサスとの比較では、営業利益が約450億円、純利益は約250億円下回っているものの、増収増益を見通したことや、13日の日経平均株価が一時300円近い上昇となり、外国為替市場が円安基調に転じていることなどが好感されての株価急伸となった。  同社の前期業績は、売上高が前々期比20.0%増の10兆4825億2000万円、営業利益は同13.6%増の4983億6500万円となった。(編集担当:片岡利文)
日産自動車が大幅高。午前9時21分に、47円高(5.4%高)の916円まで買われている。
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2014-05-13 11:00