大和証がユニシスのレーティングを引き下げ
日本ユニシス <8056> のレーティングを12日付の大和証券リポートが引き下げた。
ユニシスは9日に今15年3月期の業績予想を開示、会社側は営業利益120億円(前期比25.3%増)を計画した。これに対して、同証券では150億円の予想から会社計画と同水準である120億円に引き下げている。
ソフトウェア受注において不採算発生リスクを内包しており、採算管理のさらなる強化が必要であること、また、世界的にハードウェアの採算が悪化しており、同社の規模ではライバル社に対するアドバンテージが得難いことなどを指摘。今後は大がかりな組織改編が必要になる場合があるともコメントしている。
これらの要因から、同リポートではレーティングを「1(買い)」から「3(中立)」に引き下げ。目標株価は980円とした。
目標株価に対しては、同証券は「下方修正を繰り返したり、不測の悪材料が頻発する企業は20%前後のディスカウントが付与されやすい」として、ユニシス株が今後に784円程度まで調整する可能性を指摘。また、同社の発行したCBの転換価格が1114円であり、この株価帯で天井を形成しやすいことにも触れている。
ユニシスの13日の株価は、朝方に17円安の882円まで売られたが、その後は前日終値付近まで戻してもみ合っている。(編集担当:片岡利文)
日本ユニシスのレーティングを12日付の大和証券リポートが引き下げた。
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2014-05-13 13:15