いすゞは買い優勢、自己株式取得など好感、今期の減益予想には反応薄
いすゞ自動車 <7202> は堅調。12日引け後に発表した15年3月期業績予想は減益だが、同時に発表した自己株式取得などを好感した買いが先行。後場は好地合いを背景に上げ幅を拡大し、午後1時44分には48円高(8.50%高)の613円まで上昇した。600円台回復は4月30日以来。
自社株買いの取得株式総数は上限2000万株(発行済株式総数の1.18%)、取得価額総額は上限100億円。取得期間は5月13日から6月30日まで。これとは別に、10月1日を効力発生日として2株を1株に併合するとも発表。同時に単元株式数を1000株から100株に変更するため、最低投資金額は実質5分の1になる。
なお、今期業績は、売上高1兆8400億円(前期比4.5%増)、営業利益1650億円(同5.3%減)、純利益1000億円(同16.2%減)を計画した。主要市場のタイにおいて需要の回復が見込みづらい状況が続いているという。ただ、配当は中間期7円、期末14円(株式併合を考慮しなければ7円)を予定しており、前期実績の12円から実質増配になる。(編集担当:宮川子平)
いすゞ自動車は堅調。好地合いを背景に上げ幅を拡大し、午後1時44分には48円高(8.50%高)の613円まで上昇する場面があった。
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2014-05-13 14:15