日経平均は大幅反発し275円高、シャープや日産自が高い

 13日の日経平均株価終値は、275円92銭高の1万4425円44銭と大幅反発。  前日のNYダウが過去最高値を更新したことや、為替市場が円安基調で推移していることから、日経平均は大幅高でスタート。218円高の1万4367円で寄り付いたあと、5営業日ぶりに1万4400円台を回復、後場も一段高となった。  個別では、三菱ケミカルホールディングス <4188> による買収方針が報じられた大陽日酸 <4091> や、今期の実質増配や自社株買いなどを発表したいすゞ自動車 <7202> が急騰している。  今3月期の純利益予想が市場コンセンサスを上回ったシャープ <6753> や、今期のグローバル販売台数が前期比8.9%増と見通した日産自動車 <7201> も大幅高。今期の増収増益や連続増配を計画したフジクラ <5803> 、「樹状細胞を増幅する特許技術」で業務提携を発表したメディネット(MDNT) <2370> なども大きく買われている。  また、トラップマウス技術に関する特許が米国で成立したトランスジェニック <2342> や、9月期業績予想を上方修正したエスケーエレクトロニクス <6677> などがストップ高まで買われた。  一方、前3月期を減額修正し、営業赤字が大幅拡大した酉島製作所 <6363> や、今3月期は減収減益を見込み、配当も減額方針となった東京計器 <7721> が急落。前期純利益が従来予想を下回ったロート製薬 <4527> 、今期の大幅減収減益予想を開示した不動テトラ <1813> なども軟調となった。  業種別では、全33業種中32業種が上昇。不動産、非鉄金属、証券、自動車、鉱業、ノンバンク株などが強含んでいる。(編集担当:片岡利文)
13日の日経平均株価終値は、275円92銭高の1万4425円44銭と大幅反発。
japan,economic
2014-05-13 14:45