大幸薬品は安値更新、今期の減収減益計画を売り材料視

 大幸薬品 <4574> は急反落し、年初来安値を更新。朝方には136円安(9.26%安)の1332円を付け、昨年(13年)8月以来の1400円割れとなった。13日引け後に発表した15年3月期業績予想で、減収減益を見込んだことが売り材料視された。  売上高は82億円(前期比17.6%減)、営業利益は15億6000万円(同39.8%減)、純利益は10億円(同42.7%減)を計画し、期末一括配当は15円(前期は特別配当10円を含む25円)とした。  前期はノロウイルスやインフルエンザの感染に対する意識の高まりで増収だった感染管理事業において、今期は大幅な減収を見込んだ。3月に消費者庁から景品表示法に基づく措置命令を受けており、信頼回復と再発防止策の徹底で、広告宣伝、研究開発、社内体制の改善にも注力する。一方、医薬品事業は海外向けの増加を予想し、増収を確保する見通し。  14年3月期の売上高は前期比33.6%増の99億4700万円、営業利益は同2.3倍の25億9000万円、純利益は同68.4%増の17億4700万円だった。(編集担当:宮川子平)
大幸薬品は急反落し、年初来安値を更新。
japan,company
2014-05-14 10:15