横河電は新安値、今期業績予想が市場コンセンサスに届かず
横河電機 <6841> は3営業日ぶりに急反落。午前10時48分には159円安(11.51%安)の1222円を付け、9日の年初来安値を下回った。その後はやや下げ渋ったが、225採用銘柄では前引けの時点で値下がり率トップ。
13日引け後に発表した15年3月期業績予想が売り材料視された。売上高は4000億円(前期比3.0%増)、営業利益は280億円(同8.1%増)、純利益は140億円(同13.4%増)と増収増益を見込んだものの、市場コンセンサス(営業利益335億円程度、純利益200億円程度)には届かなかった。配当は中間期・期末とも6円の年間12円(前期も12円)としている。
ゴールドマン・サックス証券は、海外拠点拡大に伴う労務費や先行投資負担の増加、案件の大型化に伴うプロジェクトの売上計上時期の期ズレなどを懸念。固定費の負担増は一時的な利益押し下げ要因とは言い難いとして、目標株価を1670円(従来1850円)に引き下げている。ただ、「リストラを経てマージン/リターンが今後構造的に過去ピークへと上昇していく」との見解は不変とし、投資判断は「買い」を継続した。
なお、14年3月期の売上高は前期比11.7%増の3884億6300万円、営業利益は同40.6%増の258億9300万円、純利益は同16.0%減の123億4100万円だった。(編集担当:宮川子平)
横河電機は3営業日ぶりに急反落。午前10時48分には159円安(11.51%安)の1222円を付け、9日の年初来安値を下回った。
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2014-05-14 12:00