三菱UFJモルガン証がイビデンの目標株価を引き上げ
イビデン <4062> に対して、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が13日付でリポートを発行した。
同証券による今3月期の営業利益予想は、240億円を継続。会社計画の営業利益250億円、市場コンセンサスの251億円を下回っている。今期はプリント基板(PCB)でマレーシア第2工場が立ち上がり、小型・薄型パッケージ(FC―CSP)基盤でSAP工法の普及が始まる一方で、減価償却費は前期比93億円増となり「営業利益を下押しする」と見通している。
ただし、PCBでは「大手スマートフォンメーカーがタブレット向けにエニーレイヤー技術を適用する可能性が高い」と分析。同社需要にプラス寄与すると見ており、来期の営業利益予想は290億円から320億円に引き上げた。
これらの要因から、同リポートでは投資判断「ニュートラル(中立)」を据え置いたものの、目標株価は1830円から2050円に引き上げている。
イビデンの14日の株価は、朝方は15円安まで下げる場面があったものの、すぐにプラス転換。その後は徐々に値を切り上げ、午後0時58分には36円高(2.0%高)の1854円まで上昇している。(編集担当:片岡利文)
イビデンに対して、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が13日付でリポートを発行した。
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2014-05-14 13:15