日経平均は19円安と反落、小型株中心に買われTOPIXは続伸
14日の日経平均株価は前日比19円68銭安の1万4405円76銭と反落した。前日大幅高の反動で利益確定売りが先行した。一巡後は下げ幅を縮めたが、ドル・円が102円台前半で上値の重い展開となり、買い手掛かり材料に乏しいことから上値を追う動きはみられなかった。ただ、個別では小型株を中心に上昇する銘柄が目立ち、TOPIXは続伸して取引を終えた。
個別では、15年3月期で2ケタ減益を見込んだ日揮 <1963> が急落した。日本ヒューム <5262> も売りが先行。業績予想が市場コンセンサスに届かなかった横河電機 <6841> も軟調に推移し、減益を予想した五洋建設 <1893> も売りが優勢となった。前期で赤字に転落し、今期は配当予想を未定としたワタベウェディング <4696> も安い。大幅減益と減配予想の卑弥呼 <9892> はストップ安配分された。
半面、経営統合が報じられたKADOKAWA <9477> とドワンゴ <3715> は高い。14年12月期第1四半期で営業益2.6倍となった帝国繊維 <3302> は一時ストップ高を付けた。15年3月期で営業益67%増を見込んだ地盤ネット <6072> もストップ高。営業益65%増予想の滝沢鉄工所 <6121> や営業益で約4割増を見込んだ日成ビルド工業 <1916> も堅調に推移した。(編集担当:宮川子平)
14日の日経平均株価は前日比19円68銭安の1万4405円76銭と反落した。
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2014-05-14 15:00