日経平均は125円安スタート、最終赤字継続のソニーは売り気配

 15日の日経平均株価は、125円25銭安の1万4280円51銭で寄り付いた。  前日のNYダウは連日の最高値の反動で101ドル安と反落。利益確定売りが進んだ。外国為替市場ではドルが101円台後半とやや円高に進んでおり、日経平均は前日の19円安に続いての下げ基調となっている。    個別では、経営陣がMBOによる上場廃止方針を表明したローランド <7944> と子会社のローランド ディー.ジー. <6789> が買い気配でスタート。  今3月期に最終黒字転換を予想したミクシィ <2121> や、今6月期予想を上方修正したアルバック <6728> 、3期ぶりの最終黒字を見通したNTN <6472> 、3期ぶりの増益予想となったニチイ学館 <9792> なども買い気配となっている。  ほかにも、AV機器事業の売却交渉を進めていると報じられたパイオニア <6773> や、今3月期に連続最高益更新を予想したアートネイチャー <7823> が急騰している。  一方、今期は赤字幅縮小ながらも最終赤字500億円の計画となったソニー <6758> は売り気配でスタート。  今3月期純利益が60%の大幅減を見通した井関農機 <6310> や、前期の純利益が過去最高を更新した沢井製薬 <4555> なども売り気配となり、今期の純利益15%減を見通した日本バイリーン <3514> は大幅安となっている。(編集担当:片岡利文)
15日の日経平均株価は、125円25銭安の1万4280円51銭で寄り付いた。
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2014-05-15 08:45