技研興業は値下がり率上位、今期の減益・減配予想を嫌気

　技研興業 <9764> は続急落し、午前９時２５分には６６円安（２１．２９％安）の２４４円まで下落。２月５日の年初来安値を下回った。１４日引け後に１５年３月期業績予想を発表し、大幅減益に減配方針を見込んだことが嫌気された。売り一巡後はやや下げ幅をやや縮小したが、午前１０時４５分現在、東証２部では値下がり率トップ。 　売上高は１３０億円（前期比１７．０％減）、営業利益は４億６０００万円（同６５．８％減）、純利益は２億６０００万円（同６７．２％減）を予想。期末一括配当は２円減配の３円とした。建設資材の供給難や労務単価の上昇などにより、事業採算性の悪化を懸念している。 　１４年３月期の売上高は前期比１７．０％増の１５６億６６００万円、営業利益は同２．６倍の１３億４３００万円、純利益は同２．１倍の７億９３００万円だった。（編集担当：宮川子平）