日経平均終値は107円安、朝安後はもみ合いに終始
15日の日経平均株価終値は、107円55銭安の1万4298円21銭と続落。
前日のNYダウが101ドル安と反落し、外国為替市場ではドルがやや円高基調に転じたことから、日経平均は125円安の1万4280円と続落してスタート。午前9時台に一時215円安まで売り込まれたものの、その後はもみ合いとなり、1万4200円台を中心に推移した。
個別では、今期業績予想が市場予想を下回り最終赤字の計画となったソニー <6758> が急落。今期の15%最終減益を見通した日本バイリーン <3514> 、今期営業利益が市場予想を下振れした太陽誘電 <6976> や、今期の営業減益予想が嫌気された井関農機 <6310> などが軟調となった。
国内証券が目標株価を引き下げた酉島製作所 <6363> や、今期は大幅減益と減配方針を見込んだ技研興業 <9764> も大きく値を下げている。
一方、今3月期に最終黒字転換を予想したミクシィ <2121> がストップ高。経営陣によるMBOが発表されたローランド <7944> が急騰したほか、ローランドの子会社でTOBによる自社株買いで上場維持方針を表明したローランド ディー.ジー. <6789> もストップ高を付けた。
ほかにも、AV機器事業の売却方針が報じられたパイオニア <6773> が大幅高。今6月期予想を上方修正したアルバック <6728> や、取引時間中に自己株式の取得や消却を発表したアマダ <6113> 、今期に3期ぶりの最終黒字を見通したNTN <6472> などが大きく買われている。
業種別では、不動産やパルプ・紙、石油製品、海運、電力・ガス株が堅調。ノンバンクや証券、精密機器、保険、小売株などが弱含んだ。(編集担当:片岡利文)
15日の日経平均株価終値は、107円55銭安の1万4298円21銭と続落。
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2014-05-15 14:30