日経平均は210円安で寄り付く、円高進行で全面安スタート

 16日の日経平均株価は前日比210円45銭安の1万4087円76銭で寄り付いた。ドル・円が101円台半ばまで下落したことから、東京市場では売りが先行した。東証1部では全33業種が下落しており、自動車株やタイヤ株が弱含みで推移しているほか、証券株や銀行株、ノンバンク株、不動産株の下げがきつい。  個別では、15年3月期で減益を見込んだ石井鉄工所 <6362> 、常磐開発 <1782> や宮地エンジニアリンググループ <3431> などが下落している。2期連続の最終赤字を見込んだ遠藤製作所 <7841> も軟調。業績予想が市場コンセンサスを下回ったジャパンディスプレイ(JDI) <6740> は売り気配スタート。  半面、京都大学iPS細胞研究所などと共同研究契約を締結したラクオリア創薬 <4579> や、香港企業によるTOBに賛同を表明したゼロ <9028> は買い気配となった。15年3月期で大幅増益を見込んだメルコホールディングス <6676> は急伸。14年6月中間期業績予想を上方修正したSUMCO <3436> も買われている。(編集担当:宮川子平)
16日の日経平均株価は前日比210円45銭安の1万4087円76銭で寄り付いた。
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2014-05-16 09:15