JDIは安値更新、15年3月期業績予想が市場コンセンサスを下回る
ジャパンディスプレイ(JDI) <6740> は5日続落し、連日で安値を更新した。午前9時30分には55円安(9.34%安)の534円を付けた。15日引け後に15年3月期業績予想を発表。市場コンセンサスを下回る見通しが嫌気された。
売上高は7500億円(前期比22.0%増)、営業利益は400億円(同44.8%増)、純利益は268億円(同21.0%減)を見込んだが、市場予想の平均値は営業利益600億円弱、純利益450億円強だった。配当は未定。前提為替レートは1ドル=101円。
第1四半期は季節要因もあって営業損失が発生する見通しで、第2四半期以降の需要回復を想定。下期は中国向け製品販売戦略が業績に寄与するとした。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券はJDIの業績見通しについて、「短期的にネガティブ」と指摘。ただ、「Pixel Eyes」(インセル)採用モデル拡大で下期に向けた業績改善は可能とみて、投資判断「アウトパフォーム(強気)」、目標株価1050円は据え置いた。(編集担当:宮川子平)
ジャパンディスプレイ(JDI)は5日続落し、午前9時30分には55円安(9.34%安)の534円を付けた。
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2014-05-16 10:15