日中韓投資協定の発効・・・専門家「3カ国の経済協力に重要な意味」=中国メディア

 中国メディア・中国網は15日、日中韓投資協定が17日に発行することを報じるとともに、中国政府・商務部の専門家が「3カ国の貿易協力に大きな意味を持つ」と説明したことを伝えた。  記事は、27条と1つの付録議定書からなる同協定が、投資の定義、適用範囲、最恵国待遇、国民待遇、税収、紛争解決など国際投資協定に通常盛り込まれる重要なコンテンツについて規定していることを紹介した。  そのうえで、同部国際貿易経済協力研究院の専門家が「もっとも基本的な影響は、緊密化する3カ国間の経済的往来において投資の利便性が向上すること。協定があることで、投資におけるリスクや変動性が軽減される」と語った。  記事はまた、日中韓3カ国間ではここ10年あまり、密接な経済協力関係を保ってきた一方で、国際投資分野における協力がやや立ち遅れており、日中韓の相互投資額は決して多くはなかったとした。そして、同部シンクタンクの別の専門家が、協定発効により中国企業による日韓への投資が極めて強力に促されることになると語ったことを紹介した。  さらに、日韓企業による対中投資にも有利であるほか、3カ国間の自由貿易区域づくりに向けたベースが構築される分析する専門家もいたと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディア・中国網は15日、日中韓投資協定が17日に発行することを報じるとともに、中国政府・商務部の専門家が「3カ国の貿易協力に大きな意味を持つ」と説明したことを伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-05-16 11:15