ロートが連日の年初来安値、大和証券は投資判断を引き下げ

 ロート製薬 <4527> は朝方に30円高の1614円まで買われる場面があったものの、すぐにマイナス転換。午後1時39分には44円安の1540円まで売られ、連日の年初来安値更新となっている。  14日に発表した同社の今15年3月期予想では、営業利益が前期比1.1%増の170億円と微増にとどまった。15日付の大和証券リポートでは、アジア事業の伸長や、営業赤字だった中国での「エピステーム」事業からの撤退などを考慮すると、微増は「寂しい内容」と評価する。  この要因として、同リポートでは日本セグメントにおける営業減益計画が影響していると見ており、なかでもロートが注力する再生医療事業は「ハイリスクな一方で、将来的な利益貢献が見通しづらい」として、ネガティブな印象とコメントしている。    同リポートでは、今期の営業利益を174億円から会社計画と同水準の170億円に減額。投資判断は「2(強気)」から「3(中立)」に引き下げ、目標株価を1500円に設定した。(編集担当:片岡利文)
ロート製薬は朝方に30円高の1614円まで買われる場面があったものの、すぐにマイナス転換
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2014-05-16 14:30