日経平均は201円安で取引終了、1万4000円台は維持

 16日の日経平均株価は前日比201円62銭安の1万4096円59銭と3日続落して取引を終えた。円高進行を嫌気した売りが先行。ほぼ全面安商状となった。日経平均は後場に下げ幅を拡大したが、終始1万4000円台をキープ。終盤は円がやや弱含んだため、日経平均は下げ渋った。  業種別では、金融セクターの下げがきつく、三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> など銀行株や、アコム <8572> などノンバンク株、大和証券グループ本社 <8601> など証券株、東京海上ホールディングス <8766> など保険株が軟調。  個別では、15年3月期業績予想が市場コンセンサスを下回ったジャパンディスプレイ(JDI) <6740> が値下がり率上位。15年3月期で減益を見込んだフージャースホールディングス <3284> や石井鉄工所 <6362> 、酒井重工業 <6358> も安い。最終6割減益予想のシライ電子工業 <6658> や、最終赤字予想の遠藤製作所 <7841> なども軟調に推移。国内証券が投資判断を引き下げたロート製薬 <4527> は安値を更新した。  半面、15年3月期で増収増益を見込んだTPR <6463> は急騰。シード <1739> はストップ高を付け、エクセル <7591> はストップ高配分された。自社株買いを発表したオウチーノ <6084> も高い。前日に急騰したアマダ <6113> やミクシィ <2121> なども継続物色された。(編集担当:宮川子平)
16日の日経平均株価は前日比201円62銭安の1万4096円59銭と3日続落して取引を終えた。
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2014-05-16 14:45